2015年 10月 30日
「霧の摩周湖」に異変が・・・2015年10月30日
♪~霧にだかれて~ 静かに眠る~♯
♭~星も見えない 湖にひとり~~∮
年配の人々なら、布施明の甘い声で歌い上げる「霧の摩周湖」をなつかしく思い起こすこともあろうかと思います。
この歌に魅せられて、北の大地の「阿寒湖~摩周湖~屈斜路湖」などへの観光客が激増したものです。ですが「摩周湖」のばあい、湖面が晴れて展望が広がることはめったに無く、たいていの場合「なにも見えない、湖にがっかり~~♭」となるのでした。
その「摩周湖」の透明度は抜群で1931年に世界最高の41.6mを記録したとあります。
ところがここへきて、その透明度が薄れて、つい最近の計測では12.8mと最悪の結果となっています。
原因としては、2年ほど前から摩周湖の水位が徐々に上昇していることに加え、暴風雨が相次ぎ「湖水のふちの浸食が進んで土砂が湖内に入っていることが考えられる」とのことです。
いずれ土砂の流入も収まることでしょうが、このままでは神秘的な「摩周湖」の価値も下がりっぱなしになってしまいます。早い収束を願うところです。
余談になりますが、摩周湖のふもとにある「弟子屈町」では、豊富な温泉熱を利用して「マンゴーのハウス栽培」を進めていて、お歳暮用に今年から本格販売されるそうです。その名も「摩周湖の夕日」と言って、同管内の郵便局で取り扱っています。
早く改善されるといいですね。