2016年 09月 19日
お年寄りが増えて・・・2016年9月19日
きょう9月19日の祝日は、昭和41年に国民の祝日に関する法律が改正されて、国民の祝日「敬老の日」に制定されたとのことです。
その大元は、兵庫県多可町八千代地区(現在)の当時の村長さんが、昭和22年の9月15日に村主催の「敬老会」を開いたのが始まりと言われているようです。
この行事が近隣の市町村に支持され、昭和25年に兵庫県が「としよりの日」として制定し、さらに昭和38年に制定された「老人福祉法」で「9月15日が老人の日」として定められて、上記の「敬老の日」制定につながって行くのです。
「敬老の日」は「母の日」のように輸入されたものでなく、純粋に国産の祝日だというところが強調されるところです。
高齢者と言われる65歳以上のお年寄り総数は3461万人(男1499万人・女1962万人)で、総人口に占める割合が27.3%にもなります。
75歳以上の後期高齢者と呼ばれる人の総数は1697万人(男660万人・女1037万人)で、総人口対比13.4%です。
ともかくも、以前から言われている「少子高齢化」が、ますます顕著になってくるこの国のありさまです。
『稼ぎが無く(年金生活者)、消費一方(医療、福祉費など)』の人口が増大して行くとすれば、この人々を支えて行かねばならぬ「若者たち」の疲労困憊はいかばかりかと察しられます。
「敬老の日、おめでとうございます!」と言われながらも、27.3%を占める人々の前途は決して明るくはないのです。