2020年 07月 01日
前代未聞の「学長の解任」・・・2020年7月1日
北大(北海道大学)といえば、旧帝大7大学(東大・京大・阪大・名大・東北大・北大・九大)の一つに数えられる名門大学です。
ここ数年の入試合格者は地元卒業生より、内地(本州)出身者がおよそ6割ほどを占めるようになっているとのことです。
上記の7帝大に「+3」として(東京工業大学・一橋大学・神戸大学)を混ぜて、10大学の偏差値ランクを見ますと、8位が神戸大学、9位北海道大学、10位九州大学となるようです。
偏差値が10大学の「ほぼしんがり」に位置するとしても、道民にとって北海道大学は「北大」と呼んで、クラーク博士の遺跡とともに誇るべき大学になっているのですが・・・・、
その北大の学長が6月30日に、文部大臣から「解任」を言い渡されたのです。
(国による学長解任の通達は初めてのことだそうです)
その学長が、職員などへの過度な叱責や、不適切な行為が多いとして「北大の学長選公会議」が、文科省に解任を申し出ていたのだそうです。その間、当該学長は1年半もの長い間休職し、学長不在のまま今日に至っていたのです。文科省もほぼ一年に及ぶ間、申し出を検討し6月30日の解任の結論に至ったとのことです。(当該学長は、不服を申し出て反論しているようです)
地元の若者のあこがれの大学、道民の誇りに思っている「北大」が、なんとも言えない、子供じみた争いで「名を汚す」ありさまの報道を見聞するのも、腹立たしい思いがするのです。