北海道新幹線のありよう・・・2019年3月16日

北海道新幹線(新函館北斗―新青森)が開業してからこの26日に3周年を迎えることになりました。(新青森―東京)はJR東日本の経営です。

鳴り物入りで開業した道新幹線でしたが、ご多分に漏れず「開業人気」に終わってしまっています。

本年度(2月末まで)の、1日当たりの平均乗車人員が約4700人と、前年度を約300人ほど下回っていると発表されました。平均乗車率も2ポイント低下の24%ほどだそうです。

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ちなみに、 開業実質初年度の2016年度は平均乗車人員約6200人、乗車率32%、17年度は約5千人、26%で、年々悪化していることが判ります。

JR北海道のトップが「初年度に比べ首都圏からの利用がかなり落ち込んだ。(繁忙期と閑散期の)季節波動が非常に大きい」と説明しています。

このため年100億円規模の赤字を計上する新幹線の収支改善へトップが言うには、時速140キロから160キロに引き上げられる青函トンネル内など、貨物列車との共用走行区間のさらなる高速化が必要と強調しています。

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現在、青函トンネルは「新幹線と貨物車両」しか走っていません。「スーパー白鳥」など在来線は2016326日のダイヤ改正時から廃止されています。

2030年度末の札幌延伸時には最高速度320キロを目指すとし「東京―札幌間が4時間半になれば、鉄道利用のシェアを引き上げられる」と希望的観測を謳っていますが・・・

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「青函トンネル内」でのスピードアップ化の危険性や、なによりも航空機の「便利さ・格安運賃」が続く限り、JR北海道がどんなに頑張っても「利用客の行方の勝負」は決まっています。

ちなみに「札幌(在来線)~新函館北斗(新幹線)~東京」までの通し運賃と所要時間は「約27,000/8時間強」となっています。(運賃の早割やシルバー割などがありません)

当分、あるいは遠い将来まで「札幌~東京間」は『航空機』が優位に進むのでなかろうか?と思ったりするのです。


# by karucyu | 2019-03-16 14:07 | Comments(2)

ホタテ貝の受難・・・2019年3月8日

少し古いデータですが、平成28年(2016 年)の我が国のホタテの水揚げ量が213,710トンとなっています。そのうち北海道が211,871トンで、青森県が1,839トンで、水揚げ量のほぼ100パーセントを北海道と青森県で占めています。

こうしてみると「ホタテ」は冷たい海水でしか生育しないようですが、これには「天然もの」と「養殖もの」があります。「養殖もの」は「稚貝」をある程度の期間「駕篭」に入れて生育し、その後紐につなげて筏に結び付けて大きくします。

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 このところ、中国や欧州連合(EU)の需要が高まる道産ホタテは「道産品輸出のエース」となっています。国内の需要増と輸出増により、北海道の主要水産物の「サケ、イカ、サンマ、昆布」に並ぶ重要な品目となっているのです。輸出向けは例年、噴火湾産が大半を占め、「8割近くに上る年もある」(水産関係者)とのようです

ところがここへ来て、この噴火湾で養殖中の貝が大量死し、今期(2018年10月~今年5月)の水揚げ量が前期の3分の1と、大幅減産の見通しとなって大きな問題となっています。

 噴火湾のホタテの大量死は過去にもあり、道や道立総合研究機構函館水試は原因調査を続けてきましたが、海の環境変化や養殖の密度など、複数の要因が絡んだ可能性が指摘されるが、特定には至っていないそうです。

さらにホタテの主要産地のもう一つ、留萌管内でもここ数年、養殖貝が大量に死ぬ被害が相次いでいることが分かってきました。被害が噴火湾だけにとどまらないことが分かり、地元漁業者の不安は高まっています。

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 噴火湾産の減産が続けば、2023年までに道内からの食品輸出額を年間1100億円に増やす道の戦略も狂いかねず、オホーツクなど他産地のホタテで輸出向けを補えば、国内の供給減と小売価格の上昇につながりそうだ・・・・・と懸念が大きくなってきています。

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一日も早い原因究明と対策が取られますようにと、「ホタテ好き」な庶民は願わずには居られないところなのです。


# by karucyu | 2019-03-08 10:03 | 日記 | Comments(2)

‘018年産米食味ランキングの発表・・・2019年3月1日

恒例の日本穀物検定協会が実施する、‘018年度産米の食味ランキングが先月の27日に発表されました。

018年産の出品数は154で、過去最多の55品が最高位の「特A」となりました。これは出品全体の3分の1を占め、ブランド米競争に拍車がかかっています。

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昨年度、長年「特A」に君臨していた<新潟県魚沼産コシヒカリ>が「A」に格下げとなって話題になりましたが、今回は「特A」に返り咲き名誉を挽回しました。

ここで上位にランク付けされるかどうかで、生産農家に入る金額が違って来るのですから「県単位、地域単位」でランクアップの努力に必死なのです。

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道産米では「ゆめぴりか」が8年連続、「ななつぼし」が9年連続で最高評価の「特A」を獲得しましたが、「ふっくりんこ」は2年連続で次点の「A」に終わりました。‘18年度の道産米は天候不順で不作でしたが、食味評価はなんとか維持したようです。なにかと困難さが襲ってくる北の大地のコメ作農家のみなさんは、ホッとしているところのようです。

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# by karucyu | 2019-03-01 18:18 | 日記 | Comments(0)

 3億4千万kmと33kmの違い・・・2019年2月22日

 2005年の夏に、宇宙にただよう「小惑星イトカワ」に達して成果を上げたのが探査船「はやぶさ」でした。

201412月に、種子島の宇宙センターから打ち上げられたのが「はやぶさ2号」です。

地球から34千万kmという、想像もつかない遠距離を、2年かけて「小惑星りゅうぐう」の周辺に到達しました。

いよいよ「りゅうぐう」に着地させて、岩石の破片を回収するミッションを完遂させると・・・全国民がかたずを飲んでニュースに注目していた昨夜の920分ころ・・・北の大地が大きく揺れ「緊急地震情報」が喧しく鳴り響き、ニュースが中断されました。

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昨年9月に発生し、40数名の犠牲者が出た「東胆振地震」と同じ地域での余震発生です。震度6ほどにもなる揺れで、それも冬場の夜間と来ていますから関係地域の住民は、怖い思いをしたところです。

幸い、前回のような大きな被害は出ませんでしたが、これからもたびたびの余震を警戒せねばならないことでしょう。

昨夜の地震は「マグニチュード5.8」「震度最大6」「深さ約33km」だと発表されましたが・・・・・

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34千万kmほども遠い宇宙のことが解ろうとしながら、わずか33kmの地の底のことの予測もできない今の科学の進歩のありように、比べる筋合いのものでは無いと知りながらも、戸惑いを覚えるのです。

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# by karucyu | 2019-02-22 15:44 | 日記 | Comments(4)

春告魚(はるつげうお)・・・2019年2月20日

この月の初めから連休にかけての「極寒」は記録的なものになりました。

ですが、季節は間違いなく巡り来ります。15日ころから最高気温にマイナスマークが外されてきて、この数日は平均気温を上回る陽気になるありさまです。

そんな20日の朝、小樽から朝里にかけての海辺に「群来(くき)」が数キロに渡って観測されました。

ここ何年か、このころのこのページに取り上げていますが、岸辺でのニシンの産卵が始まり、そこへオスニシンの精子が放出されて海が白濁するのです。

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ニシンはまたの名を「春告魚」とも呼ばれています。「群来」は例年2月から観測され始め、北の国の春を呼ぶ風物詩となっているのです。

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幻の魚と言われて、ほとんど漁獲が無くなった「ニシン」ですが、ここ数年少ない漁獲量ながら回復の兆しが見えて、食卓を賑わしてくれるのです。

小樽市内の鮮魚店では一匹当たり100300円程度で販売され、前年より2割ほど安くなっているとのことです。

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「春告魚」とは、なんとも味のあるネーミングだと・・・あらためて思うこの頃なのです。

<画像は借用ものです>


# by karucyu | 2019-02-21 18:42 | 日記 | Comments(0)